石破茂さん、言わずと知れた自民党のベテラン政治家ですが、「なぜか嫌われちゃう」ことでも話題なんです。
たしかな実績の持っていながら、それに見合った支持を得られないのはなんでなの!?って疑問に持ったことありませんか?
実は、これには石破さんの発言や行動、党内での微妙な立ち位置なんかが絡み合っているんです!
今回は、石破さんが「嫌われる」理由を徹底解説しながら、党内の派閥問題なんかも一緒解説していきます!
石破茂が嫌われる理由!総理になれないのは保守派との亀裂が一番の原因!
引用元:東京新聞
石破茂さん、長年自民党の有力政治家として活躍してきたけど、なぜか総理の座には手が届かない…。
色々調査した結果、その一番の理由は、
ズバリ保守派との深い亀裂あります!
この対立が「嫌われる」原因となり、結果的に総理への道が遠のいているんです。
対立の理由について詳しく解説していきます!
反保守派という左翼レッテル
引用元:政くらべ
石破さんの一貫とした政権批判がこれまで一定数の支持を集めていたというのは事実ですが、一方で、保守派から多くの反発を受けていました。
有名な話でいうと、
2018年頃に起きた森友問題の際には、安倍総理に対する石破さんの政権批判が朝日新聞の論調と同調していると受け取られ、「石破=朝日新聞=親韓=左翼」というイメージが保守派の中で形成されてしまったといった過去があります。
森友問題での「自民党内からの政権批判」を石破氏が行ったことが、大きく報道された時期とおおむね重なり、石破氏による政権批判が朝日新聞と同調するもの、と保守界隈に解釈された
引用元:Yahoo!ニュース
自民党の特に保守派は、政権批判をしまくる朝日新聞のことが大っ嫌いですからねw麻生さんとか特に。
そんな朝日新聞と主張が重なったことで、石破さんを「なんか左寄りの人じゃね?」と見なす要因となり、保守派からの不信感を増幅させるキッカケになりました。
その他にも、
引用元:アマゾン
たとえば、日本の戦争責任についてストレートに話す姿勢が「ちょっと自虐的すぎるんじゃ?」って思われて、保守層からは反感を買うことも。
こういう姿勢が原因で、石破さんは「保守的な価値観とは合わない人」って見られることが多くなり、結果的に保守派からの支持を失っちゃうんです。
こういった経緯もあって、石破さんの主張や行動は一部では評価されるものの、保守派とは深い溝ができちゃって、「嫌われる政治家」って見られることが多いんです。
石破さんのまっすぐな姿勢は彼の魅力ではあるんですが、それが逆に保守派との対立を招いて、政治家としての立場をちょっとややこしくしちゃってるんですよね。
結果として、石破さんが党内で支持されず総理の座に手が届かない原因になってしまっているんです。
現状打破が保守派から嫌われる
石破さんは兼ねてより、「本来の自民党を取り戻す」と改革を掲げていて、これが現状を守りたい議員たちの反発を招いています。
引用元:アマゾン
「リスクのあることもやらなきゃいけない」という姿勢も、保守的な議員には「ちょっとやりすぎじぇね」と映ってしまうことも。
これまでに打ち立ててきた改正案の代表例は以下の通り
過去には、ジャーナリストの「たかまつなな」との対談の際には、「石破さんも権力の中心に立てたはずでは?」という質問に対して、
「それはトレードオフの関係にあります。言うべきことを抑えて上層部の歓心を買う方法もありますが、おかしいことを指摘できないのなら、政治家になった意味がない。そういった葛藤は常にあります」
引用元:PEPPLE
と反保守派という立ち位置にいる理由について語っていました。
石破さんのこような改革派な考えは、小泉元総理の受け売りなんだとか!
小泉純一郎先生が「お前ら何が小選挙区制だ。そんなものにしたら党の言うことしか聞かないつまらない議員ばかりになるぞ」と言われたんです。つまらないかどうかは別として、党の意向に逆らえない人が増えたことは事実だと思います。
引用元:With News
こうして、現状維持を望む保守派から反感を買うことが多く、石破さんはとにかく保守派から嫌われる原因を自ら作ってしまっているんですね。
部下からの信頼の無さ
引用元:毎日新聞
党内で支持を集める上で、これは意外と大きな問題かもしれません。
ワイドショーなどでは、石破さんの人気のなさについて、
「飲みに行っても政治の話ばかりで全然面白くない」
「上から目線でつまらない」
などと言われていたり、
元衆院議員の宮崎謙介さんから、
・石破さんが大きく動いた時には、想像してるよりは多くないかもしれない
・自分ならついて行かない
引用元:東スポ
と元部下からの評判もあまりよろしくないんです。
国民目線的な立場でいえば、飲み会の場でも政治の話をすることにネガティブな印象は抱かなんですが、
小泉さんが危惧した「党の言うことしか聞かない議員」の増加という状況の中で、
自分の「考えを共感してほしい!」という気持ちが全面にでてしまっているのか、
部下や人心を掌握するリーダーシップという面では、安倍さんほどは優れていなのかもしれませんね。
対話そのものに問題がある
石破さんの発言は複雑で難解なことが多いんです。これは国民だけでなく、他の議員にとっても理解が難しいことがあるようです!
難関大卒のエリートたちですら理解できなってどいうこと?って感じですよねw
石破さんの高校時代からの友人である石原伸晃さんは、
話が難しくてついていけない、この人はこんなに難しい人なのか、おっかない人だというイメージがついているのではないでしょうか。
引用元:東京新聞
と語っています。
ABEMAのニュース番組で元衆院議員の宮崎謙介さんが「石破さんが大きく動いた時、若手議員があまりついていかないかもしれない」と発言したのも、こうした背景があるのかもしれませんね。
自分の思い描く政治体制を語り、かつその内容がめっちゃ難しいとなると、いくら政治家として真面目に活動していても、それがかえって部下や周りの人間からの距離を作っているのかもしれません。
こうした対話問題については、過去に竹下元総理からも、
「お前は自分が正しいと思ったことを言っているだろう。正しいことを言うときは人を傷つけることを忘れるな」
引用元:山陽中央デジタル
と言われたと明かしており、石破さん本人も、周りと自身の温度感の差には前々から気づいているんだと思います。
石破さん個人の能力でいえば田中角栄さんから直々に政界入りを進められるほどの逸材ですから、申し分ないとはいえ、
総理になる上では、いかに多くの支持者や協力者を集められるかも重要ですから、この点で自民党内での立場を難しくしている一因なのかもしれません。
「水月会」の結成
引用元:水月會
水月会とは?
・石破さんが2015年9月に結成した派閥
・主に勉強会や政策討論会を開催し、政治資金を扱う政治団体
・石破さんを中心とした無派閥議員によって構成された組織
「水月会」は、議員間の勉強会を目的として発足した組織ですが、
自民党内の勢力図において、新たなグループの誕生というのは、既存の有力な派閥との間に亀裂をいれる火種になりかねないので、保守派からしたらよろしくないわけです。
この水月会は2024年2月に解散していますが、9月の総裁選を見据えて現在は活動を再開しています。
やはり結成した背景には、既存勢力に対抗するといった意味合いも含まれているのだと思います。
石破茂の世間からの声!増税と憲法改正で世間からも嫌われている!?
石破さんへの批判は党内だけに限りません。
特に、金融所得課税の強化や憲法改正、そして徴兵制の話題は世間からかなりネガティブな声を呼んでいます。
ここからは、石破さんの発言や政策に対する世間からの反発理由についてまとめていきます!
金融所得課税強化
1つ目の金融所得課税強化に対する批判を見ていきましょう!
石破茂元幹事長は、金融所得課税の強化に積極的な姿勢を示していて、
引用元:日経新聞
増税関連の議題は、自民党総裁選の争点の一つとして注目されていますが、金融所得課税の強化は以前から議論されてきた話題です。
岸田文雄首相も2021年の総裁選で格差是正策として検討していたものの、総裁選に勝利した後に株価が下落したこともあって結局、実施は先送りに。
世間からは、石破さんの課税強化の主張に対して、
といった批判も多く、増税より先に移民問題や無駄な支出削減を優先すべきだという意見も出ています。
徴兵制や憲法9条の改正
石破茂さんが嫌われるもう一つの理由は、徴兵制や憲法9条の改正に絡む発言や、防衛政策への姿勢です。
石破さんはこれまでに集団的自衛権の行使を認めるべきだと言い続けており、
自衛隊の海外派遣や活動範囲の拡大すべき!
北朝鮮情勢やミサイル防衛をもっと強化すべき!
日米同盟もっと磐石に!
引用元:毎日新聞
世間からいわゆる「軍事オタク」って呼ばれるのもこういった政治姿勢が理由です。
ただ軍備を増やすだけじゃなく、法的な整備や外交的な対話の重要性もちゃんと強調してるのが石破さんらしいところではあるんですが、
過去には、憲法9条2項の「戦力不保持」を削除すべきだと明言したこともあって、こうした過激とも言える発言が賛否を呼んでいるんですね。
自民党の石破茂元幹事長は7日、9月の党総裁選を前に新著「保守政治家 わが政策、わが天命」(講談社)を出版した。憲法改正に関し、戦力不保持をうたった9条2項を削除した上で、現在の自衛隊を「国防軍」に改め憲法に明記すべきと強調した。
引用元:産経新聞
防衛や自衛に強気な姿勢が、一部の層から「ちょっとやりすぎ」と嫌われる原因になっているんです。
その他にも、
「石破さんが総理になったら徴兵制が始まるんじゃない?」って噂も結構根強いんです。
引用元:毎日新聞
これはみなさんもTwitterやYahooニュースとかで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
実際、石破さんは過去にスイスの国民投票で徴兵制を維持したことを引き合いに出し、
徴兵制が国際社会でどのように受け取られているかもっと知るべき!
といった発言をしています。
もちろん、今の日本で徴兵制を導入するのは法的にも政治的にもかなり無理な話のわかですが、
石破さんの憲法改正や軍事拡張の主張が絡んで、、「石破さん、ほんとに徴兵制やる気じゃないの?」みたいに思われちゃうわけです。
こういった匂わせ言動が、国民からも支持がなかなか集まらない原因のひとつになっているわけです。
というわけで、ここまで石破茂さんが党内や世間から「嫌われる理由」や「総理になれない」と言われる背景について解説してきました!
石破さんが自分の政治スタイルを貫くあまり保守派とぶつかったり、その強い政治思想が国民にとって不安材料になっていることが見えてきましたね。
ただ、総選挙期間中には「再び総理の有力候補に?」なんて話も出ていたので、ネットの情報だけで本当の評価は分からないのも事実。まだまだ目が離せない存在です。今後の動きにも注目していきましょう!
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